NY・WashingtonDC・3日目

爆睡したおかげでスッキリしましたが、やはり時差ぼけのせいか早く目が覚めました。(AM5:00)
6時から簡単な朝食が用意されるとのことなので、それまで自販機併設のラウンジスペースでのんびり時間潰してました。

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本日の予定

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ホテルで朝食→下院(Rayburn Building)北朝鮮拉致公聴会→ランチレセプション参加→US Capitol内見学→National Air and Space Museum見学→ディナー

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さて朝食は・・・想像通りシリアル(レーズン)と、オレンジジュース&コーヒー。まぁ想像はしてましたが、こんなものでしょう。
部屋も広くて清潔で、この値段で朝食も付いてくるなんて正に御の字です。(となりで連れは「こんなのエサだ。」とブツブツ言いながら食べてます。黙って食べなさい。)


明るくなってからわかったのですが、ホテルの周りは瀟洒な住宅街でした。
とはいっても、中心部から大分離れているので中流かそれ以下の階級のお家なのでしょうが、それでも庭もひろくて芝も青くて町並みも美しい。近年かなり改善しているとはいえ、日本の住宅事情とはえらい違いです。


そのうち一軒売りに出てました。2000万くらいあればこんな家に住めます。欲しいなぁ。


ということで、本日午前は今回の旅の大きなイベントである、北朝鮮拉致に関しての横田早紀江さんの米国下院公聴会での証言を傍聴しに行きました。


再びEast Falls Church駅からオレンジラインに乗りCapitol South駅へ。


相変わらず駅はかっこいいなぁ。


さて、地上に出ると、国会(US Capitol)を上座に綺麗に整備された公園と国家の主要機関が整然と並んでおり、街の美しさに感動します。
正に'首都'という品位と風格があり、こういうのを見ると日本も東京から首都移転して、街の隅々まで計画的にデザインされた、日本文化の中心となるような都市を設計してもいいんじゃないのかと思います。

米国もかつてはニューヨークが首都だったわけですが、ニューヨークはニューヨークで経済・文化の中心としても立派に存在感を保ち続け現在に至ってますし、首都東京にこだわる必要はないんじゃないかと。移転費用云々でもったいないとの議論もありますが、国の中心としてこのような美しい都市を有しているのは理屈抜きに羨ましくもあります。


それはそうと、公聴会なのでモタモタしていると多分報道陣やら傍聴者で証言の舞台となる部屋は一杯になってしまうので、RayBurn Buildingへ急ぎました。

早速入り口で恒例のセキュリティチェックを受け部屋へ。早くもたくさんの日本のメディアが準備で慌しくしています。
ボーっとしていると連れがなんか壁に張り紙がしてあるというので、見てみると傍聴者はとなりの部屋の前に並べとのこと。気が付かなかった・・・危ない危ない。

よく見たらもう既に何人かが列を作っています。殆どが日本人の方ですが、何人かは米国人のこちらの大学の政治学専攻の学生のようで、しきりにこれから提出するレポートの話などをしていました。
そうこうしてると、「よう!芝浦レコード」とズングリむっくりしたYくんが声をかけてきました。本日横田さんの通訳を担当するそうです。

その後横田早紀江さんを先頭に、横田めぐみさんのお兄さん他、今回証言に立つ方々並びに関係者の方々が大勢の報道陣を引き連れ我々の横を通過し、部屋へ入っていきました。


その後係員に促され部屋に入ります。

中は非常に重々しい雰囲気に包まれ、部屋にいる人間皆、どんな証言がなされるのか緊張しながら議員の入室を待っている様でした。
そうこうする間に人権委員会の議員がバラバラと部屋に入り着席後、一人ずつ今回の公聴会の趣旨、北朝鮮に対しての私見、証言をする方々、議長への感謝等々を30分くらいかけて一通り述べた後いよいよ証言がはじまりました。

まずは米国の北朝鮮人権特使が証言。実はこれが結構的を得ない感じで、北朝鮮へ向けたラジオメッセージを発する活動の他、論点がはっきりせず、議員の方からいろいろ突っ込みを受けてました。私の英語力のせいかなとも思いましたが、やはりイマイチ何が言いたいのか最後まで分からず、どうなることかと思いましたが、ようやく終わりその後の横田さんの証言に入ります。

証言は10分。すごくよくまとめられており、報道にあったような胸を突き刺すような証言で、議員の方も真剣に話をきいておりました。
話によれば、昨晩遅くまでプレゼンプロセスのチェックを行っていたようで、通訳の米国人の女性も非常に情感がこもっていて、横田さんの心の叫びをそのまま表現しており、まさに完璧な証言だったと言えます。

ですが、報道では全く触れられてなかったのですが、その後の韓国人の拉致被害者家族の方の証言。こちらの方が決してよいとは言えず、通訳の方のスキルも最低(そもそも英語がネイティブではないのはよいとしても、何故この人が通訳をやっているのだろうと、韓国人被害者の方が気の毒になりました)。証言に立った方も、ブレーンがつかなかったのか、推敲が全くなされていないメモ用紙を、何十枚にも渡って読み上げる始末。

横田さんは10分でまとめたのに、韓国政府の対応への不満を含め1時間近く訴えていました・・・しびれを切らした議員は殆ど退席し、最後は議長一人しかいなかったです。

証言の良い・悪いを論ずるのはむずかしいかと思いますが、こういった仕切りの悪さというか、デリバリーの悪さで、折角の横田さんの証言が打ち消されてしまったような感があり、なんだかやりきれない思いになったのは確かです・・・

ですが、その後の晩のNETニュースで大統領との接見が実現したことを知りなんだかホッとしました。現地の報道では、オイル価格の高騰が止まらないことがトップニュースとして大々的に報じられており、この件につき殆ど目立った報道がなされていなかったのは残念でしたが。

北朝鮮政策の参考にするという公聴会の目的においては、大きな成果だったのではないかなぁと思いますし、その場に居られたのは大変貴重な体験でした。


と、ひと通り庶民のつたない感想を述べたところで、昼のレセプションに誘われたのですが、長い公聴会で胸いっぱい。

今回のお手伝いの中で、メールのやりとりをしていたメンバーの方を紹介してくれるとのことだったのですが、英語を話す気力もなく、朝からシリアルしか食べていないので腹が減ったので、


きれいな中庭を見て外へ抜け出して


なんとなく近所のマクドナルドへ。ドリンクがセルフサービスな以外勿論味は一緒。当たり前ですが。世界どこ行っても味が一緒なのが当たり前なのもすごいなぁと改めて思います。

その後はまるっきり観光客コースで航空宇宙博物館→絵画館→散歩


ゴッホ!自画像


街のひとコマ

を経てホテルへ。

夜に備えて昼寝と思いきや、連れはここでとうとうダウン!

ということで、再び夕飯買いにホテルを出て


ユニオンステーション経由で、


中華街へ行ってチャーハン買ってホテルへ。

私はチャーハン好きなので満足してそのままベッドへ。

実はY君からディナーレセプションにも誘われていたのですが、もう時差ぼけも限界。

11時頃再度電話かかって来て飲もうよとのことでしたが、折角久々だったのに無念のリタイア。

結局この日予定していたスケジュールは殆どこなせず、明日に一気に回ることにしました。

明日は出来る限りスミソニアン博物館郡を回ってホワイトハウス寄って再びニューヨークへ。また途中でダウンするかもしれません。

おやすみなさい。